世界のニセコ、ヒラフの職場や従業員の待遇はどんなもんじゃろう?と。
スキー場で一番人数の多い職場、索道(リフト)で働いてみた感想について問題にならない範囲で記してヒラフに行こうか悩んでいる人のために記しておこうと思います。
仕事をする上で契約書や約款で写真をインターネットに載せてはいけないとあったため、写真などがなくみづらいかもしれませんが、体験した内容をできるかぎり全て伝えようと思います。
目次
職種ごとの時給差
職種ごとの時給差は大きくなく、資格の必要な仕事は時給が50円高く設定されていたり、外仕事の職種は室内の職種より50円高いといった形のバランスのいい感じだと思います。
1つツッコミどころを挙げるとすれば、入寮者と通いの人で時給に差が100円あります。
具体的に記すと、
リフト 入寮者 時給1050円
通い 時給1150円
ちなみに募集要項には寮費無料とありますが…
これを見れば無料とはなんぞや?と感じるところですよね(笑)
寮についてはまた後述します。
リフトの職場環境について
リフトの仕事内容はリフトに乗るためにお客の誘導と、リフトの監視が主な仕事になります。
スキーやスノーボードをされている方であればどんなことをしているかなんとなく想像ができるかと思います。
※前置きをさせていただきますが、今回はニセコのグランヒラフのリフトの職場環境です。他のスキー場は異なることを願います。
※また、職場の写真などは約款みたいなものでネットにあげることを禁止していますので、文章での説明になります。
嫌煙家の方は回れ右
肺が弱い方も回れ右
喫煙者はそのまま進め
表向き禁煙と言っているようですが、いまどき信じられないことに…
喫煙者にとってはいい環境ですが、非喫煙者にとっては地獄になると思います。配属されるリフトによって当たり外れがあります。
接客時のサングラスはOK、ゴーグル着用はNG
これが謎すぎる決まりごとでした。
『サングラスはしていいのに、ゴーグルなぜダメなんですか?』
「会社の決まりごとだからねー」
私は、
『じゃあ吹雪いたら目を瞑って接客してれば良い感じですね。
強風の時、風向きによってはお客さんに背を向けて対応しなきゃいけないなー』
などと会話した記憶があります。笑
一応陳情書?なにか会社の運営側に物申すためのご意見箱があったため書いてみてもよかったのかもしれない…
勤務するリフトによっては山頂側(降り場)は一人の場合があり、自由ですが、一人なのでトイレなどに行く暇がありません!
ただ、自由です!お客さんがリフトから降りる監視は必要ですがそれ以外は自由にやっちゃえます。
索道法っていうものがあるのですが色々と…
ツッコミどころ満載な職場環境です。
寮の環境
住んで数日の感想であればリゾートバイトとしては中の下程度の寮だと思います。
私自身住み始めて2週間ほどで寝る直前になるとなぞの咳が出て2,3時間眠れない日々が延々と続きました。恐らくホコリが原因。
4人の相部屋のため1人が頑張って綺麗にしたところで他3人が汚く使えば掃除の意味とは…と言った具合です。しなければどんどん汚れが溜まっていくだけなので掃除するんですけどね…
寮の室内環境
湿度ゼロパーセント!と言いたいぐらいに乾燥しています。
毎朝のどが痛く、いつでも病気になれる住環境です。
濡れタオルを干すなどして加湿をしますが、朝にはパリパリに乾いてます。
相部屋の住人で折半して加湿器を買うなどをすることをオススメします…
会社に言ったところで買ってもらえる訳が無い。
何年間運営してる会社だと思うてか!笑
12畳ひとま
ボロボロの絨毯
2段ベット2台(揺れまくり、柱は75mm×25mmほどの脆弱さ)
ロッカー4つ(鍵付き、小学校などの教室にある掃除道具入れサイズ)
大きめ2段ボックス2つ
32インチテレビ
暖房(オイルor温水ヒーター)
小さい衣類タンス(容積小さいため衣類より小物入れに近い)
あとは過去の住人の置き土産(トースターがあったり、加湿器があったりと様々)
寮の共有スペース
1階に食堂、自販機、寮監室
2、3、4階が居住フロア
地下1階に大浴場、乾燥室
各フロアにトイレ、洗濯機、手洗い場、プチ自炊場、ゴミ箱、喫煙室があります。
毎日のように業者の方が洗濯機以外を掃除してくれますので非常に衛生面は良いと思います。
1階の自販機はお酒やタバコ、お菓子、パン、ジュースなどがあり地味に便利です。
各フロアの喫煙室ですが、換気扇が壊れたまま放置されており、喫煙者が喫煙室の扉を開けて換気しているため廊下はタバコの煙が充満しています。
寮の周辺環境
ニセコのグランヒラフがある山田地区は街も充実しており、
コンビニはローソンとセイコマートがあります。
サツドラというドラッグストアもありとくに不自由なく生活できます。
飲食店が非常に多いため、遊びまわろうと思えばどれだけでも飲み歩けます。
ただし、リゾート価格ですのでそれなりにお値段高めなので要注意。
おまけ?!情報
■リフト券
リフト券ですが、一人一枚もらえません。
使いたい時に事務所へ行き、日付と名前を書いて借りなければいけません。
翌日が休日であれば、仕事上がりに借りて、休日で滑り終わったら返却という形になります。
返却し忘れると、3日間借りれなくなるペナルティーなどがあり非常に面倒だった記憶があります。ここまで面倒なのは始めての経験。
他にもリフト券を借りるルールがあり、本当に煩わしい職場だと感じました。
一人一枚なぜ渡さないのかと聞いてみたところ、
・過去に又貸しなどで問題が発生したから
・索道は人が多くて管理するのが大変だから
とのこと。
又貸しした人のリフト券没収だけでいいのでは?
あと従業員だけでなく、お客さん自体も又貸ししたりするんだから、システム的なものを見直したら?
いや、人を管理するのがあなた方、社員の仕事では?
という真面目なツッコミをしたくなる感じでしたね。
■ダブルワークについて
ニセコのグランヒラフはダブルワークで稼ぐことができる数少ないリゾートバイト先です。
昼間はスキー場で働いて、夜に飲食店でアルバイトをするという働き方が可能です。
実際、私自身も昼間にリフトで働いて、週3で夜4時間ほど居酒屋で働くということをしていました。
ただし、頑張りすぎると体を壊しますのでほどほどに頑張ることをオススメします。